クローン病の記録

2004年にクローン病発病。闘病の記録をお伝えします。

クローン病狭窄がある時の食事量の目安

こんにちは。

記事をご覧いただきありがとうございます。

2004年からクローン病を患っている西野貴丈(たかひろ)です。

 

クローン病狭窄がある時の食事量の目安についてお伝えします。

 

食事のお話の前に、食事の量について学ぶことになった経緯からお伝えしたいと思います。

 

私は2016年2月に大腸から胃の方へ向かった小腸を1m(狭窄約20カ所)を摘出しました。

残りの小腸は約4.7mです。

 

術後の約一年は食事に気をつけていたのですが、慣れてきて脂質、消化に良くないもの、お菓子など気にしないで食べるようになりました。

仕事のストレスと言って、良くスナック菓子を食べることも多々ありました。

 

今思えば体が重いと感じながらも疲れかなと気持ちをごまかしてきました。

2021年12月にアルブミン、ヘモグロビンの数値が著しく低下したので、検査のため入院をしました。

胃、十二指腸、小腸、大腸の消化器官を検査したところ、以前手術をした繋ぎ目と手前の2カ所に直径6〜7mmになった狭窄部分が見つかりました。

 

入院の際に、主治医と栄養士さんから食事の取り方について学ばせていただく機会があったので、学んだこと実践していることを共有したいと思います。

 

クローン病の方であればご存知だと思いますが食事の前提としては、

・低脂質。1日30g以下。

・食物繊維など消化に良くないものを摂らない。

・ご飯など主食となる高エネルギー食材。

・低脂質高タンパク質食材

・栄養療法で腸管に負担をかけずに栄養を摂る(エレンタール、ラコール)

・良く噛んで口の中でペーストになってから飲み込む。

ということは良く知られています。

 

食事の量についてですが、入院中の病院食(白米の常食)では1日3食で1500kcalの食事が出ました。

そこに、エレンタール3本(1パック300kcal×3パック=900kcal)

 

1500kcal+900kcal=2400kcal

 

のエネルギーを摂ることができます。

 

普段の生活の中で、カロリー計算をすることは難しいのが現実です。

 

食事量を考える際に、白米を基準に考えると、

 

白米200g+たんぱく質100g+副菜1品

 

白米200g+たんぱく質100g+副菜2品

 

白米200g+たんぱく質100g+副菜2品

 

というような食事の量を確保できると、必要エネルギーを確保できるとアドバイスがありました。

 

食事の取り方のポイントとしては、僕のように腸閉塞がある場合は、上記のような食事量を一度に摂ると閉塞している部分に詰まってしまう可能性が高いため、分食を勧められました。

 

例えば白米であれば、

朝食;100g

昼食;200g

間食;100g

夕食;100g

夜食;100g

 

といった具合に、食事を分けてとるようという分食のスタイルです。

 

分食をすることで、必要エネルギーを確保しつつ、一度の食事が減ることで、狭窄部分に食事が詰まる可能性を下げ、通りを良くしてくれます。

僕は入院をする前に、栄養を取ろうと食事量を気にせずに食べていたので、狭窄部分に食べ物が詰まり、狭窄部分の小腸がかなり膨れ上がってしまった状態になってしまいました。

 

狭窄部分に食べ物が詰まることで、便秘、腹痛、栄養吸収の低下、炎症の原因となってしまうので、分食は腸管に優しい食べ方になります。

 

ここで、入院中の食事の写真を載せますので、食事量の参考にしてみてください。

 

三分粥

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五分粥

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全粥

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食パンは8枚切り2枚を一食が目安でした。

 


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常食

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僕も含め食べることが好きな方は、非常に多いと思います。

病院で出た食事量を目安に1日の摂取カロリー、量を考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


私の経験が少しでも、皆さんのお役に立てば幸いです。

質問等ありましたらコメント、メッセージをお願いします。

 


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埼玉県朝霞市で自然療法、伝統療法をベースに、ヨガ、足もみ整体(反射区療法)、アーユルヴェーダアロママッサージ、カフェ、ワークショップなどを通して体と心の内側から健康になれるホリスティックなセラピーを目指しています。

 


体(Body)×心(Mind)×食(Food)が自然に調和するセラピー。

健康で自分らしく生きるライフスタイルを提案します。

 


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